一心寺を出た後は、四天王寺に向かいました。
推古天皇元年の593年に聖徳太子により建立された日本仏法最初の官寺である四天王寺。
極楽門にあったのは「転法輪」です。転法輪は、お釈迦者さまの教えが他に転じて伝わるのを「輪」に例えたもの、とのこと。合掌し「自浄其意(心が清浄になりますように)」と唱えて右に回し、門をくぐります。
今、境内はあちらこちらで工事中。残念ながら、金堂は拝観することができませんでした。
五重塔。その後ろにはあべのハルカスが見えます。過去と現在が同居しています。
石舞台の上では、鳩がひなたぼっこをしていました。
北鐘堂(正式名称は黄鐘楼)では、ご供養の最中で、重厚ながらも柔らかい鐘の音が響いていました。
極楽浄土まで届くと言われる鐘の音。体の深いところに響いてくる感じがしました。
四天王寺には、10種類以上の御朱印があるのですが、今回は初めての拝観ですと伝えると、「では、一番代表的なものにさせていただきますね。」とおっしゃってくださいました。
とても力強い御朱印を授けていただきました。
四天王寺は、残念ながら、度重なる災害のため、京都のように古い建造物が残っている訳ではないのですが、この場所のパワーというのでしょうか…心地よさをすごく感じる場所でした。